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2026-04-10 18:47:42 -04:00

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S19. グレースフルシャットダウンする 38 draft

サーバーを止めるにはServer::stop()を呼びます。処理中のリクエストがある状態でも安全に呼べるので、SIGINTやSIGTERMを受け取ったときにこれを呼べば、グレースフルなシャットダウンが実現できます。

基本の使い方

httplib::Server svr;

svr.Get("/", [](const auto &, auto &res) { res.set_content("ok", "text/plain"); });

std::thread t([&] { svr.listen("0.0.0.0", 8080); });

// メインスレッドで入力を待つなど
std::cin.get();

svr.stop();
t.join();

listen()はブロックするので、別スレッドで動かして、メインスレッドからstop()を呼ぶのが典型的なパターンです。stop()後はlisten()が戻ってくるので、join()できます。

シグナルでシャットダウンする

SIGINTCtrl+CやSIGTERMを受け取ったときに停止させる例です。

#include <csignal>

httplib::Server svr;

// グローバル領域に置いてシグナルハンドラからアクセス
httplib::Server *g_svr = nullptr;

int main() {
  svr.Get("/", [](const auto &, auto &res) { res.set_content("ok", "text/plain"); });

  g_svr = &svr;
  std::signal(SIGINT,  [](int) { if (g_svr) g_svr->stop(); });
  std::signal(SIGTERM, [](int) { if (g_svr) g_svr->stop(); });

  svr.listen("0.0.0.0", 8080);
  std::cout << "server stopped" << std::endl;
}

stop()はスレッドセーフで、シグナルハンドラの中から呼んでも安全です。listen()がメインスレッドで動いていても、シグナルを受けたら抜けてきます。

処理中のリクエストの扱い

stop()を呼ぶと、新しい接続は受け付けなくなりますが、すでに処理中のリクエストは最後まで実行されます。その後、スレッドプールのワーカーが順次終了し、listen()から戻ってきます。これがグレースフルシャットダウンと呼ばれる理由です。

Warning: stop()を呼んでからlisten()が戻るまでには、処理中のリクエストが終わるのを待つ時間がかかります。タイムアウトを強制したい場合は、シャットダウン用のタイマーを別途用意するなど、アプリケーション側の工夫が必要です。